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映画の話 その92(バッファロー'66 )

130バゴン
公開当時、映画を観終わって1日頭の中が真っ白になっていました。
ヴィンセント・ギャロが監督・脚本・主演・音楽全てを行いました。
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『5年の刑期を終え、刑務所から釈放されたビリー・ブラウン(ヴィンセント・ギャロ)は、ニューヨーク州バッファローの実家に戻ろうとするが、長年の溝がある両親には電話で刑務所にいたことは話しておらず、電話で「政府の仕事で遠くまで行っていた」と偽る。
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さらに勢いで「フィアンセを連れて帰る」と嘘を並べてしまう。
フィアンセどころかガールフレンドもいないビリーは、トイレを借りた建物の中のダンス教室でレッスン中だった少女レイラ(クリスティーナ・リッチ)を拉致し、自分の妻のふりをするよう脅迫する。
そしてビリーには実家に戻るだけでなく、バッファローでの真の目的もあった。
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ビリーの実家であるブラウン家を訪れたふたりだが、ビリーの父ジミーも母ジャンも、息子のことを大して気にかけてはおらず、ビリーは子供のころから両親から愛情を受けてこなかったことが判る。
特にジャンはひいきにしているアメフト・チームのことで頭がいっぱいで、最後にチームが優勝した1966年は、ビリーの出産のために優勝試合を観戦できなかったことを未だに愚痴る始末。
4人はギクシャクしたまま、気詰まりで時に険悪な時間を過ごすことになったが、レイラの気遣いで多少は和やかになり、ふたりはブラウン家を去ることができた。
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横暴で癇癪持ちで気難しいビリーに反発していたレイラだったが、ともにいるうちにビリーの純粋さや繊細さ、優しさを理解し、次第に愛情を抱くようになる。
ビリーの昔馴染みのボウリング場に寄り、ふたりきりでモーテルで過ごすころには、ビリーもレイラの愛情に、かたくなな心をほぐされていった。
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それでも真の目的を果すために、夜中にモーテルから出かけようとするビリーに不安を感じたレイラは、必ず戻って来てくれるように訴えた。
レイラの感じたとおり、ビリーは危険を冒そうとしていた。
彼が刑務所に入るはめになったのは、ノミ屋との賭け試合に負けた埋め合わせに他人の罪を被ることになったためだったのだ。
ビリーは自分が負けたのはチーム・バッファローのキッカーだったスコットが八百長をしたせいだと思い込んでおり、その復讐を密かに誓っていたのだ。
引退したスコットが経営するストリップ劇場に銃を持って入るビリー。
そこでスコットを射殺し、自らも自殺してしまおうと覚悟を決めようとした。
しかし死んだ後も何も変わらず、自分の墓の前に座って話している両親のことを想像して馬鹿馬鹿しくなり、実際に引き金を引くことなく劇場を後にする。
ビリーはレイラに対する愛情を確信して優しい気持ちになり、レイラの元へと戻り、ふたりは抱き合って眠るのだった。』というビリーが出所した日の出来事です。
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映像の美しさ、キャスティングの素晴らしさ、(クリスティーナ・リッチがいければ成り立ちません)、音楽の素晴らしさは特筆ものです。
レイラがボーリング場でタップダンスをするシーンで流れるKing Crimson の「Moonchild」は美しくて涙がこぼれます。これほど映像と音楽がシンクロしている映画は知りません。
まるで天使が踊っているようです。
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復讐のためにトップレスバーに入ります。
その時流れるのはイエスの「Heart Of The Sunrise」です。
トップレスダンサーの動きとChris Squireのベースがシンクロして最高潮に達します。
この二つのシーを見るだけでこの映画を観る価値があります。
エンディングにもイエスの「Sweetness」が流れますが、これはどうでもいいです。
クリスティーナ・リッチとヴィンセント・ギャロに乾杯。

8-2ウィジョヨクスモの花


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