FC2ブログ

音楽の話(フィル・スペクターに捧ぐ)

音楽の話(フィル・スペクターに捧ぐ)
フィル・スペクターが1月16日に死去しました。
81歳でした。
フィル
米カリフォルニア州の刑務所に収監されており、州当局がホームページ上で発表しました。
2003年、当時交際していた女優ラナ・クラークソンを殺害した罪に問われ、禁固19年の判決が言い渡されていました。
死因は調査中です。
何しろ奇行(麻薬常習も)の持ち主で周りはいつもハラハラしていたと言います。
しかし音楽的貢献は素晴らしいものがあります。
フィル6
多人数のスタジオ・ミュージシャンを起用し、独特の音響を持つゴールド・スター・スタジオにて大編成のバンドを狭いスタジオで一発録音することで作られた重厚な音は、当時としては非常に斬新なものでウォール・オブ・サウンドとよばれました。
完全主義者で偏執的に理想とするサウンドにこだわり、ステレオ録音が主流になってもモノラル録音にこだわりました。
このスタジオから次々とヒット曲が出ます。
フィル5
特に私が好きなのはロネッツの「ビー・マイ・ベイビー」、クリスタルズの「ハイ・ロン・ロン」、ライチャス・ブラザーズの「ふられた気持ち」です。
忘れてはいけないのが自身のソロアルバム「クリスマス・ギフト・フォー・ユー・フロム・フィル・スペクター」です。
いきなりウォール・オブ・サウンドで始まります。
フィル9
ロネッツの「ホワイト・クリスマス」は最高です。
クリスタルズの「サンタが街にやってくる」はジャクソン5より断然良い。
ロネッツの「SLEIGH RIDE」はどんどん転調していきます。
とても楽しいアルバムです。
その後あまりヒットは出ませんでしたが、ビートルズが制作を投げ出した「レット・イット・ビー」を、グリン・ジョンズの後を受ける形で完成させました。
その関係で「ジョンの魂」「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」などのプロデュースを行いました。
フィル8
そしてついにジョージの最高傑作「オール・シングス・マスト・パス」を作り上げました。
ジョージとフィルはとても合うような気がします。
フィル7
フィルの思い出は映画「イージー・ライダー」での金持ちのコカイン中毒者役です。
フィル9
絶対映画の中で本物をコカインを吸引しています。
それと私が大好きだったロネッツのヴェロニカと結婚(1968年から1974年の間)したことです。
ヴェロニカはフィルの死に声明を出しました。
「彼がレコーディング・スタジオで制作しているのを見ていた時、最上の人と仕事をしているのを分かっていました。彼は完全にコントロールしていて、全員を統率していました。あの日々に多くの愛情を感じています。しかしフィルはレコーディング・スタジオの外ではちゃんと生きることができなかったのです。闇が近づき、多くの人々の人生がダメージを受けました」
フィル2

合掌

ホームページ  www.ravana.jp

MEMORIES 1966年秋

思い出表紙のコピー2
「ツモ 2000、4000」
ソントンが和了(アガリ)した。
ソントンは高校の同級生でぼくより2歳上の18歳だ。
ソントンはピーナッツバターのソントンのトレードマークに似ているから皆ながソントンと呼ぶ。
年下の僕がソントンと呼んでも怒らない。
ぼくの高校は留年生がとても多い。
オマケに中学でも留年させるので文部省から文句が出るぐらいである。
クラスメイトのⅠは、なんと弟と同級生になってしまった。
ひとクラス50人の中で10人は留年している。
他の2人は同じ年のクラスメイトだ。
僕ら3人はまだ覚えたてなのでいつもⅠやソントンのカモである。
僕らの高校では麻雀が流行っているので、入学するやいなや麻雀の本を買って、ルールや役を覚える。
「KENICHI、明日面白いところへ連れて行ってあげるよ」とソントンが言う。
「どこへ行くの」「赤坂で8時に」「了解」結局、麻雀はソントンの独り勝ちであった。
今、僕は地下鉄丸ノ内線の赤坂見附の改札口にいる。
同級生2人とソントンと待ち合わせだ。
赤坂には家族と一緒に来たことはある。
子供の頃ホテルニュージャパンの一階にあるお店でフルーツポンチを食べたことが鮮明に記憶に残っている。
その他チマキ寿司を買いに来たり、日本蕎麦を食べに来たことがある程度だ。
日大三高の近くにある天ぷら蕎麦はとても美味しかった。
赤坂は8時を過ぎているのにとても賑やかだ。
みんなでTBSの前にある「アマンド」でコーヒーを飲む。
店内はとても明るく満席に近い。
「これから行くところは外人がいっぱいいるゴーゴークラブだ」「金髪の女の子がゴーゴーを踊っているよ」とソントン。僕らは固唾を飲んで聞いていた。
ゴーゴークラブには行ったことがあった。
新宿の薄汚いところで少年少女のたまり場である。
ここは赤坂、大人の街でなんと金髪の外人である。
僕らはアドレナリンが出まくり、急にトイレに行きたくなった。
ソントンは平然とし、僕らを見て楽しんでいる。
そこはロシア料理「マノス」というレストランであった。
中は薄暗くテープル席があり、踊れるフロアーがあった。
言った通り、金髪のミニスカートの外人が檻の中で踊っているではないか!
フロアーでも外人が踊っている。
男はスーツにネクタイが多い。
ひねた少年1人とどう見ても普通の少年3人をよく入れてくれたと思う。
もしかするとソントンのことを知っていたのかもしれない。
僕たち3人はテーブルで固まっていた。
ソントンが無理やり僕らを引っ張り出し、フロアーで踊ったような記憶もある。
その後店を出てソントンの知っている近くのスナックへ行った。
僕らはカウンターに座り、ソントンが飲み物を頼んでくれた。
口当たりの良い「カカオフィズ」で甘くあまり強くないカクテルであるが、お酒が弱い僕はのどが渇いていたので一気に飲んでしまった。
当然意識が薄れ、ソファーで寝かされた。
少し気分が良くなったのでみんなが心配してくれたが、タクシーを拾って家に戻った。
また興奮が蘇ってきて、なかなか寝付けない。
今まで知らなかった世界を垣間見て少し大人になったような気がした。
ソントンがとても大人に見えた1966年秋。

♣︎4のコピー済み

ホームページ  www.ravana.jp


映画の話 その95(ホーリー・スモーク)

135イラワン
ジェーン・カンピオン監督のホーリー・スモークです。
ホーリー1
この映画は賛否両論を巻き起こし、否定的な意見の方が多いようです。
私は賛成派です。
何しろ面白く、コメディタッチの夢物語と捉えます。
なんと言っても大好きなハーヴェイ・カイテルと大変魅力的なケイト・ウィンスレットですから。
『友だちとインドに旅行にいったルース(ケイト・ウィンスレット)は、そこでヒンドゥー教のグルと出会い、その神秘の力に魅せられ、その場で航空チケットを破り捨て、熱狂的な信者となり、そのままインドに留まって結婚まで考えてしまいます。
先に帰った友人はルースの両親を訪ね、ルースは洗脳されてしまったと告げます。
心配になった母親はインドへ旅立ち、父親が危篤だと告げ、ルースを連れて戻ります。
そして洗脳を解くためにカルト脱会請負人と称する男P・J・ウォータース(ハーヴェイ・カイテル)を雇い治療を始めます。
ホーリー4
P.Jは3日間で彼女を解脱させると宣言し、ルースと共に砂漠の真ん中に立てられた避難小屋に籠もり、P.Jとの自分の存在をめぐる攻防戦が繰り広げられます。ホーリー7
最初優勢だったP.Jも二人だけの生活の中で男と女の様相を呈してくると、立場は逆転してきます。
時間がたって今は、ルースは離婚した母親と二人インドで生活していますが洗脳は解けたようです。
P.Jは双子の父親として恋人とアメリカで生活していますが、二人は手紙で連絡を取っています。』
ホーリー2
ピアノレッスンではわからなかったジェーン・カンピオン監督のセンスがいたるところに発揮されています。
まずタイトルクレジットのヒンディー語のような英語が面白い。
とても胡散臭いまるでサティヤ・サイ・ババのようなグル、彼の指がルースの額に触ると現れる第三の目。
とても異常なルースの兄弟、とても胡散臭いP.Jの登場、エミューの前で踊る可愛いルース、とても面白い次男の嫁、羊の背中をテーブルがわりに使うルース一家、避難小屋から脱走するのに靴がないので本を重ねて足に紐でくくりつけるルース、それを追いかけるワンピースを着て片足だけブーツを履くP.J、ルースを追いかけ気絶寸前に見る地平線に現れた6腕のルース女神(その時の音楽はなんとBABY IT ‘S YOU)、会話の中に現れる福音やウパニシャッドなどのセンスは相当なものです。
ホーリー5
俳優の演技も特筆です。
特にインドにおけるジュリー・ハミルトンの真に迫った名演、ケイト・ウィンスレットの熱演(放尿までついた素晴らしいヌード)など脳天気な兄弟や子供まで全てです。
一つだけとても残念なことがあります。
それはニール・ダイアモンドの歌を使ったことです。
これでイントロのインドロケは台無しです。
他の音楽の使い方は最高なので、なぜ使用したか理解ができません。
これで☆ひとつマイナスです。
最大の収穫はケイト・ウィンスレットです。
ホーリー6
もう彼女に夢中です。

ホームページ  www.ravana.jp

気になる話 その36 伊東忠太3

忠太
今回は伊東忠太、妖怪の集大成である一橋大学兼松講堂を訪れます。
国立にある一橋大学の構内には伊東忠太の設計した妖怪の巣窟、兼松講堂があります。
そして忠太が関係したと思われる図書館、本館、池などにも妖怪が潜んでいます。
兼松講堂は一般開放されていませんので内部を観察することは出来ません。
しかし調べていくうちに兼松講堂では時々、クラシックコンサートを行うことがわかりました。
そしてついに仲道郁代さんのベートーベンのコンサートがあるのを見つけ、すぐに申し込みます。
その日のプログラムは「悲愴」「月光」「情熱」「告別」です。
1時15分開場、14時開演です。
兼松講堂に入れ、さらにコンサートも聞けるのです。
ついにその日がやってきました。
国立駅から一橋大学までの学園通りは素晴らしい桜並木道で、高い建物もなくセンスの良いお店やスーパーマーケット、ファミレス、カフェなどなんでもあります。
もともと東京高等音楽学院(現・国立音楽大学)の移転、東京商科大学(現・一橋大学)の移転なで学園の街となったところです。
環境が悪いはずがありません。
コンサートが始まる前に兼松講堂の外部や図書館、本館、校内の池などを見るために10時に着くようにし、写真を撮ってから、駅前で食事をして再びコンサートへ行く予定です。
その日はマラソン大会が行われ、学園通りはたくさんの人と模擬店で大にぎわいです。
しかし大学のゲートを抜けると騒音はなくなりとても静かです。
日曜日なので学生も見かけず、高齢の方々が散歩していたり、家族ずれが数組いるだけでひっそりしています。
すぐに写真で見た兼松講堂、図書館が目につきます。
講堂はまだ準備もできていないので扉が閉まったままです。
1兼松講堂
まず外観を写します。
この講堂は1927年にロマネスク様式で建てられています。
入り口上部には校章とアーチ型連続窓に鳥、獅子、龍のメダリオンがあり校章と合わせて四神とも言われています。
2兼松講堂
いちばんの見所は入口の3連続アーチの柱頭部分の彫刻です。
内部のリブ・ボールト柱頭部分も同じです。
ロマネスク様式で見られる植物文様に動物などを彫り込んだとても凝った文様です。
3兼松講堂 4兼松講堂
5兼松講堂 6兼松講堂
これら文様はインド・東南アジアでも見られます。
注意深く観察していくと葉っぱの中から忠太の妖怪が見つかります。
周囲に回り込み側面を観察するととても味のあるドアーの左右に獅子と鳥のようなものの彫刻があります。
7兼松講堂
まず外部を観察して次は図書館です。
8図書館
時計塔が目を引きます。
この建物もアーチ型連続窓です。
入口の上に恐ろしい怪獣が2匹、建物に入る人を威嚇しています。
9図書館7
その上を覗くとアーチ窓の左右に何かいますが、肉眼でははっきりしません。
望遠レンズで覗くと猛禽類と怪獣が死闘を繰り広げています。
10図書館2 11図書館3
いかにもヨーロッパ的な構図です。
入口のアーチの頭注には兼松講堂とは少し違う、これまた素晴らしい彫刻があります。
12図書館5 13図書館6
兼松講堂よりもさらに植物に溶け込みよく観察しないと見逃してしまいます。
図書館の入り口のドアーもとても素敵ですが中に入ることはできませんでした。
隣の本館は車寄せの獅子の彫刻が良いです。
そっくりな獅子が左右2匹いますが舌の長さが違います。
14本館 15本館2
どうも阿吽のようです。
ここの柱頭もデザインが違います。
図書館の前にあるヨーロッパ風の池には本館車寄せと同じような獅子が口から水を出しています。
17構内
また日時計の台座も不思議な4匹の怪獣によって支えられています。
16構内
一通り見学して11時を過ぎましたので駅に戻ってランチです。
ここは桜並木が見える焼肉屋でカルビ定食です。
コーヒーを飲んで開演10分前に講堂に着いたらすでに入場が始まっていました。
自由席なのでまず座席を確保して写真を撮ります。
まだ人があまり入っていないうちにステージの柱頭飾りの12支を写します。
18兼松講堂25 19兼松講堂26
2階に上がり2階のアーチの基部を支えている怪獣を撮ります。
ここは忠太の妖怪の独壇場です。
20兼松講堂13 21兼松講堂15
22兼松講堂16 23兼松講堂17
照明との兼ね合いが絶妙です。
しかし漆喰で白く塗られ周囲の装飾と見分けがつかないので気付く人は少ないでしょう。
2階のホールではCDやパンフレットなどを売っていますがその上のブラケットの怪獣を写します。
24兼松講堂19 25兼松講堂20
26兼松講堂21 27兼松講堂22
ここもとても印象的です。
そのほか内部の写真を撮り、開演を待ちます。
席は満席です。
仲道郁代さんの人気がわかります。
私自身久々のピアノソロコンサートで眠りもせず、聞き惚れていました。
休憩時間になり、トイレが足りないのでほかの建物へ行ってくださいというアナウンスがあったのでまた外の池の周りで写真を撮っていました。
講堂へ戻り地下のトイレへ行くと階段の手すりに築地本願寺の手すりと同じような怪獣がいました。
怪獣は口から手すりを吐き出しています。
28兼松講堂31
異様に見えますが、インドや東南アジアではマカラと言う想像上の動物が色々なものを吐き出す彫刻がいたるところにあります。
また日本でも四天王の甲冑などでも見られます。
席に戻り、後半を聞いて満足して帰路につきました。
帰りに大学通りの出店でスペアリブを買って帰りました。
とても充実した良い1日でした。

ホームページ  www.ravana.jp

石の巡礼 その29(庚申塔5日光型庚申塔)

AA1_0303のコピー
日光を中心にその近隣にはとても特徴のある庚申塔があります。
156.jpg
日光型庚申塔と言い特徴は
1)ほとんどの塔に浮彫りの日・月が彫刻されている。
  初期のものには雲が彫刻されていない。
2)猿は向かい合った合掌の二猿であり上部に彫られている。
  時代が下ると下部にも彫られる。
3)鶏はほとんど見られない。
4)青面金剛像がきわめて少ない。
5)基部に蓮華を大きく刻むものが多い。
日光における庚申塔は二猿が主流で100基以上を数えますが、三猿は6基のみという特徴があります。
日光にある庚申塔は保村状態が悪いものが多く、白カビで覆われ、細部がわかりません。
保存状態の良い庚申塔を見ていきます。
日光市内にある虚空蔵尊堂と正一位稲荷神社には沢山の日光型庚申塔がありますが、全て白カビなどに覆われ細部はわかりません。
神橋前にある庚申塔です。
上部中央に小さい大日種子、その下の右に大きい大きい異体の阿弥陀種子、左に月輪の浮き彫り、中央に2猿を彫ります。
江戸初期(1648年)の造立です。
1神橋前の庚申塔 2神橋前の庚申塔−2
神橋の上にある星の宮.磐裂神社
日月と二猿、そして中央蓮台上に枠を作り、ア・バン・ウーンの種子と銘文があります。
1650年の造立。
笠付角柱型の立派な庚申塔もあります。
3星の宮 4星の宮−1
7星の宮3 2 8星の宮3−1 2
四本竜寺
承応二年(1653年)の造立。
9四本竜寺 10四本竜寺−1
花石神社
日月、ウーン、「青面金剛供養所」は従来と同じ形ですが、二猿は片手のみ上にして結び、もう一方は胸に当て変わった像容になっています。
1721年造立。
11花石神社 12花石神社 2
浄光寺
門前にたくさんの日光型庚申塔があります。
13浄光寺 14浄光寺 3
15浄光寺3 16浄光寺3−1
17浄光寺2 18浄光寺2−1
19浄光寺4 20浄光寺4−1
飛石八幡神社
森の中にたくさんの石仏と日光型庚申塔があります。
21飛石八幡神社 22飛石八幡神社−1
23飛石八幡神社4 24飛石八幡神社4 2
25飛石八幡神社5 26飛石八幡神社5−1
27飛石八幡神社6 28飛石八幡神社6−1
29飛石八幡神社7 30飛石八幡神社72
法蔵寺
枝垂れ桜で有名な法蔵寺には巨大な庚申塔があります。
31法蔵寺 32法蔵寺1
観音寺薬師堂で見つけた3猿」
観音寺薬師堂へ行き、2猿の日光型庚申塔をさがしている時に見つけました。
日光では珍しい3猿の庚申塔です。
板駒型で上部左右に日月を陽刻し中央上部に梵字を彫り、銘文が彫られた日光型庚申塔です。
下部に3猿が彫られています。
33観音寺薬師堂
日光型庚申塔に彫られた猿はなぜ2猿で向き合っているのかよく解りません。
全国の古い庚申塔は1猿・2猿のものがありますが1640年頃からは見ざる言わざる聞かざるの3猿が現れてきます。
特に日光は3猿のホームタウンですので不思議です。
とにかく庚申塔にこの2猿を見つけると顔がほころんでしまいます。

ホームページ  www.ravana.jp

映画の話 その94(黒猫・白猫)

134パリクシト
今回は賞取り監督エミール・クストリッツァのコメディ黒猫・白猫です。
能天気に明るい作品でとてもハッピーになる映画です。
しかし見終わると主人公たちがまた見たくなり、何度も見てしまうスルメのような映画です。
1黒猫白猫
「ユーゴスラビアのドナウ川沿いのあるジプシーが暮らす田舎町でマトゥコは働きもぜず毎日3黒猫白猫
ぐうたらしている。
マトゥコ(バイラム・セヴェルジャン)は博打や儲け話に乗っては元手をスッてしまい、父親のザーリェ(ザビット・メフメトフスキー)に見限られている。
起死回生の策として新興ヤクザのダダン(スルジャン・トドロヴィッチ)に貨物列車強奪計画を持ちかけるが失敗。
困り果てたマトゥコは息子のザーレ(フロリアン・アイディーニ)をダダンの妹アフロディタ(サリア・イブライモヴァ)と結婚させる条件を飲んでしまう。
4黒猫白猫
ザーレは恋人イダからその話を聞かされるがどうにもできない。
結婚式当日、ザーリェは孫息子の結婚を憂い、死んでしまう。
ザーレはアフロディタに式から脱出するよう促す。
花嫁不在で式は大混乱。
6黒猫白猫
参列者総出の捜索が始まる。
逃げるアフロディタは道中、ノッポの男に助けられる。
運命を感じたふたりはその場で結婚を約束。
実はこの男の祖父はジプシー世界を牛耳る“ゴッドファーザー”グルカ。
ダダンはかつて彼の見習だったので、ふたりの仲に口出しできない。
“ゴッドファーザー”はザーリェとも旧知の仲ということも幸いし、晴れて二組のカップルが誕生。
死んだはずのザーリェも生き返り、孫のザーレにヘソクリを託してふたりを祝福する」というのがあらすじです。
8黒猫白猫
まず俳優が素晴らしい。
全ての出演者が魅力的なのです。
人生が表情に表れているのです。
特に口に見え隠れする歯が魅力的なのです。
底抜けに明るいのです。
ザーレがとても可愛い。
憧れのイダが大好きです。
ザーリエとグルカの爺さんコンビも最高です。
7黒猫白猫
船上でワルツを踊るドナウ川をクルーズするドイツの遊覧船、インテリアが最高なゴッドファーザーの自宅(いつもカサブランカのビデオを見ている)、踏切の遮断機にぶら下げられた死体とマトゥコ(音楽も最高)、お尻で釘を抜く女性歌手(妙にジョン・べルーシに似ている)、木にくくりつけられた音楽隊、ポンコツの車を食べる豚、ひまわり畑のザーレとイダ、ザーリエの死体と氷、手榴弾でお手玉をするダダン、木の根を被ったアフロディタ、など楽しいシーンが満載です。
2黒猫白猫
音楽がまた絶品です。
エミール・クストリッツァはどんな映画を撮らせても素晴らしい。
天才です。

8-2ウィジョヨクスモの花


ホームページ  www.ravana.jp

プロフィール

ravana

Author:ravana
FC2ブログへようこそ!

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR