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食べ物の話 19(ズワイガニ)

89ポロソロ
以前カニを食べに京都府の間人(たいざ)へ行きました。
間人は京都の北の丹後半島の兵庫県寄りにある小さな港町です。
ここで取れるズワイガニは間人ガニとよばれブランドガニです。
関東では松葉ガニや越前ガニが有名ですが、関西では最高級のズワイガニとして憧れの的です。
当時、間人には高級旅館やホテルはありませんでした。
ほとんどが民宿か小さい旅館です。民宿を予約して出発です。
新幹線で京都まで行き、レンタカーを借ります。
まずは天橋立を目指して出発です。
間人1
展望所から天橋立を見て(もちろん股の間から)、伊勢神宮に奉られる天照大神、豊受大神がこの地から伊勢に移されたという故事から元伊勢と呼ばれる 籠神社を見学します。
間人2
ここで忘れてはいけないのが重文の石像狛犬です。
狛犬の中でも最高の出来と言われています。
間人3
次に舞鶴に行き「赤れんが博物館」を見学します。
舞鶴には100年以上も前の海軍の建設した赤れんがの建物が残っています。
「赤れんが博物館」の建物は、明治36年(1903)に旧舞鶴海軍の魚雷の倉庫として建設され、国内外のれんがやれんがの建造物を紹介しています。
P1000990.jpeg
ここで興味深いのは中国や東南アジアのレンガに掘られた彫刻が展示されていることです。
動物、ヒンドゥー教の神、仏教の神など興味深いものがたくさんあります。
ここから間人までが結構あります。
間人は本当に何もない漁港です。
間人12
我々の宿から港までは10分ぐらいです。
宿帳に記帳(チェックイン)し8畳ほどの部屋に案内されます。
しばらくすると、女将(奥さん)がザルに甲羅に黒いぼつぼつがびっしりついた大きなカニを見せにきます。
今夜はこのカニですと説明してくれます。
足には間人ガニであることを証明する緑色のタグがついています。
間人4
ちなみにタグですが、最近はブランド化が進み、水揚げされた漁港ごとに色分けされているそうです。
青のタグが兵庫県の津居山蟹・白色のタグが兵庫県の香住蟹・黄色のタグが福井県の越前蟹といった具合です。
そして最高級ブランドが緑のタグの間人ガニなのです。
その間人ガニが今日はなんと一人一杯半です!!!。
説明によりますと、間人漁港は、小型の底引き網船が4隻だけの小さな漁港で、小型の船なので天候が荒れた日には漁が出来ません。
間人10
特に12月から2月の冬の厳しい折には、海が荒れ漁が出来る日が限られてしまいます。
そのため、間人漁港に蟹が水揚げされるのは極限られており、間人蟹が“幻の蟹”と呼ばれる所以なのだそうです。
常に近場の漁場で網を引き日帰り漁を行っています。
朝漁港から出て、その日の分だけ取ってきたものを出します。
もう期待が高まります。
間人は温泉なので、お風呂に入って落ち着きます。
いよいよ夕食です。
まずは生の間人ガニと新鮮な地元のお刺身が出ます。
次にカニの身をほぐしたものと内子(カニの甲羅の内側についている赤い卵巣)と外子(お腹にある受精卵)が出ます。
間人5
次はその場で焼いた焼きガニです。
間人6
次は茹でガニです。
間人7
天ぷらです。
間人8
甲羅いっぱいの味噌です。
間人9
鍋です。
締めは鍋に蕎麦を入れます。
おじやもあります。
もう気分はカニ天国です。
間人13
翌日の朝食は普通の干物でした。

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食べ物の話 その18(寿司ガリ)

83ドルポド
私はガリが大好きです。
お寿司が廻らないお店では何回もガリをお代わりするので遠慮気味に頼みます。
廻るお店では初めからプラスティックの容器に入っているので、遠慮なしにバクバク食べます。
廻らないお店のガリはピンク色していません。
寿司ガリ1
生姜そのものの色で、甘さも押さえてあります。
そして微妙にシャリと醤油に合うのです。
生姜の辛さと酸っぱさが絶妙です。
もちろん国産で高知県あたりのものでしょう。
トロなどの脂っこいネタの後ガリを食べると口の中がさっぱりし、次のネタにそなえることができます。
しかし白身の淡白なネタの後ガリを食べても後味がちゃんと残るのから不思議です。
廻るお店のガリはピンク色で甘味が強いです。
寿司ガリ2
脂っこいネタでも淡白なネタでも、自己主張がとても強く自分を前面に出します。
ほとんどが中国やタイなどの外国産です。
わたしは両方とも大好きなのです。
物の本によりますとガリには殺菌効果のあるジンゲロールという成分が含まれているそうです。
寿司ガリ3
またガン予防に効果的なショウガオールという成分や免疫力アップ作用のあるファイトケミカルも含んでいるそうです。
さらにお茶を一緒に飲むとお茶のカテキンが細菌の活動を抑え込み、活性酸素を抑制する作用があるのでさらに良いそうです。
ガリを細かくして海苔と一緒に入っているちらし寿司、ガリが入っているバッテラなど最高です。
ショウガの芽を湯通しして甘酢に漬けたものを、はじかみあるいははじかみ生姜といい、焼き魚等に彩りや口直しとして添えられることがありますが、これも大好きです。
寿司ガリ4
悲しいことにほとんどの場合1本しか付いてきません(当たり前か)。
わたしは韓国の扶余で不思議な体験をしました。
扶余は昔の百済で、韓国4大河川の1つ、錦江(クムガン)が北を流れている美しい街です。
寺院見学をしていたらお昼になりました。
ガイドにここの名物は何か聞いたところ「うなぎ」だということです。
もちろんお昼はうなぎに決まりです。
とても雰囲気のある韓国の古民家みたいな所で板の間に上がります。
「うなぎ」は関西風の蒸さないで焼いたマムシです。
それを一口大に切って生ニンニクを乗せて出てきます。
寿司ガリ5
味付けは日本と同じですが甘めです。
まずエゴマの葉とサニーレタスなどの葉っぱの上にうなぎをひとかけら乗せます。
なんとここで寿司ガリの登場です。
うなぎの上にニンニクと寿司ガリを乗せ、巻いて食べるのです。
寿司ガリ6
これが絶品なのです。
安くて甘いうなぎを食べる時は絶対ガリと一緒に食べましょう。
高いうなぎには禁忌です。
生姜は薬味として料理には欠かせません。
インド・東南アジアでは必須のスパイスで臭い消しや薬としても重要です。
関西の夏の風物詩「冷やし飴」や自家製ジンジャエールなど、風邪の時はあったかい生姜湯として生姜は飲んでも最高です。
生姜ではないのですがジンジャーの花は素敵です。
寿司ガリ7
とても可憐で良い匂いがします。
生姜は最強です。

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食べ物の話 その17(バタークリームケーキ)

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現在ケーキの主流は生クリームですが、私の子供の頃のケーキはバタークリームが主流でした。
卵白とバターで作ったバタークリームはとても濃厚な味で、さらに日持ちがします。
冷蔵方法が確立していなかった昔は、必須条件でした。
お誕生日のバースデーケーキやクリスマスケーキなどのデコレーションケーキは最高でした。
白、ピンク、グリーンのカラフルなバタークリームの上にバラの花やチョコレートが乗ってさらに仁丹(アラザン)がまぶしてあるやつです。
ウエハースやビスケットも乗っていました。
その後、不二家のショートケーキを食べて以来、生クリームの虜になりましたが、最近あるきっかけでバタークリームのケーキを食べてその美味しさを再認識しました。
当時より材料が格段に良くなっているからです。
私のバターケーキベストスリーです。
順不同です。
まず子供の頃から通っている浅草オレンジ通りのアンヂェラスです。
アンヂェラス
創業昭和21年の老舗で昭和の香りが漂う山小屋風の作りで今でもほとんど変わっていません。
ここのオススメはバタークリームを使用したロールケーキ「アンヂェラス」です。
ビターなチョコレートとホワイトチョコレートの2種類があります。
次は創業昭和22年の銀座ウエストです。
エンゼルケーキ
コクのあるバター生地が特徴の「エンゼルケーキ 」、ココアスポンジとバタースポンジをモザイク状に組み合わせた「モザイクケーキ」、がおすすめです。
モザイクケーキ
3つ目は友人に教えてもらい、大フアンになった学芸大学駅のマッターホーンです。
チョコレートとバタークリームの組み合わせが絶品の「ダミエ」がオススメです。
ダミエ
もしお祝い事で、バタークリームのデコレーションケーキを頼むなら神田淡路町の近江屋洋菓子店です。
私の家が本郷にあったので本郷の支店によく行きました。
残念ながら本郷店は閉店してしまいました。
近江屋にはバタークリームで薔薇の花を作る飛び切りの職人さんがいるのでとても美しいデコレーションケーキができます。
近江屋
私の誕生日にはこのデコレーションケーキが食べたいのですが、誰も買ってくれそうもないので、自分で買うことにします。
東南アジア諸国ではまだまだバタークリームは現役です。
都会のケーキ屋さんは生クリームがメインですが、地方へ行けばとてもカラフルなバターケーです。
冷蔵のガラスケースはなく、ただのガラスケースに並んでいます。
あまりの美しさに、どうしても素通りできず見入ってしまいます。
娘を連れてタイ・ラオスの田舎へ旅行に行った時、ちょうど娘の誕生日だったものですから迷わずホテルの近くのケーキ屋でバタークリームたっぷりのバースデーケーキを買い、ホテルの部屋で食べました。
タイのケーキ
もちろん何事もなく全員無事でした。
日本ではこれからバタークリームの逆襲が始まるかもしれません。

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食べ物の話 その16(駅弁)

3ウモ
今回は駅弁の話です。
全国各地に特徴のあるおいしい駅弁が沢山あります。
今回は東京で買える駅弁で、見かけるとつい買ってしまう駅弁ベストスリーです。
まずは崎陽軒の「シュウマイ弁当(830円)」です。
昭和29年に登場した不滅の駅弁です。
駅弁1
崎陽軒では色々な弁当を売っていますが、「シュウマイ弁当」しか買いません。
子供のころは陶器の醤油入れひょうちゃんを集めていました。
コルクのふたが付いた瓢箪型のとても可愛い奴です。
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弁当の紐をほどきふたを開けると美味しそうなシュウマイとおかずが目に入ります。
まずやることはふたに付いたご飯粒を食べることです。
それから5個入っているシュウマイにカラシと醤油をかけます。
ご飯の量とシュウマイの数を確認しながら、こんがり焼かれた鮪の照り焼き、鳥の唐揚げのメインディッシュを食べます。
合間に卵焼き、かまぼこのサイドディッシュ、ご飯にとても合う筍煮、切り昆布&千切り生姜を食べます。
ご飯に付いている小梅は好きな時に食べますが、デザートのアンズは一番最後に食べて完食です。
次は大船軒の「サンドイッチ弁当(530円)」です。
駅弁2
このサンドイッチはパーフェクトです。
まずはゴージャスな弁当のふたを良く観察してから開けます。
ハムが4切れ、チーズが2切れ上品に入っています。
ハム・チーズ、ハム・チーズと食べるとハムが余ってしまうので好きに食べてください。
ハムは名門鎌倉ハムを使い、厚さはベストです。
マヨネーズやカラシがとても合い、柔らかく絶品のパンで包まれています。
また癖のないチーズはマーガリンととても相性が良いです。
飲み物はコーヒーです。
朝食に最適な逸品です。
三番目は小田原東華軒の「鯛めし(830円)」です。
駅弁3
これらおいしい駅弁は包装も素晴らしいです。
「鯛めし」も不滅のグッドデザインで容器も八角形で魅力的です。
ふたを開けると三分の二をしめる茶飯と同じ色の鯛のおぼろがどうだと主張しています。
食べるとほんのり甘く、かみしめるとじわっとうまみが出てきます。
一緒に入っているアサリの佃煮や山葵漬けが甘さを引き締めます。
かまぼこ、竹輪がアクセントになり、ゆず大根と梅干しで完食です。
常時手に入らないのが難点ですが東急系のストアやデパートに時々置いてあります。
この3つの駅弁は旅のお供だけでなく、家庭のお供です。

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食べ物の話 その15(冷やし中華)

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私は冷やし中華が大好きです。
「冷し中華始めました」と言う貼り紙を見るとニヤリとしておもむろに「冷やしお願いします」と頼んでしまいます。
冷やし中華には2種類あり、一つは酢醤油、もう一つはゴマだれをベースにしたものです。
冷やし3
どちらも甲乙つけ難いのです。
具はハム、チャーシュー、蒸し鶏、カニ、クラゲ、錦糸卵、キュウリ、トマト、もやし、椎茸、カニかま、紅ショウガ等が入ります。
そこに練りからしを溶かして食べます。
時々鼻がツーンとします。
たまりませんね。
冷やし2
昔は町の中華料理店で店独自の冷やし中華が食べられたのですが、町の中華料理店がめっきり少なくなってきました。
増えたのはラーメン専門店と大手のチェーン店です。
私は子供のころから食べにいっていた神田神保町の中華料理店があります。
スズラン通りにある「揚子江菜館」です。
何と創業明治39年です。
かれこれ60年以上通っていますが、いまだに年に7、8回は食べにいきます。
ここは甘酢料理が絶品で、かに玉、肉団子、酢豚が最高です。
細長い建物で昔は奥に畳の帳場があり、巨大なレジスター(今もある)が置いてあり、おばあさんがそこに座って店内を鋭い目つきで監視していた記憶があります。
家族でよく行きました。
中学生位の時に初めて冷やし中華を食べました。
その美味しかったこと異次元の味でした。
冷やし1
後から知った事ですが冷やし中華は昭和8年に上海料理の涼拌麺とざるそばをヒントに作り、盛り付けは富士山をイメージしたそうで、「揚子江菜館」が日本発祥の店だそうです。
具が独得でチャーシュー、錦糸卵、キュウリ、タケノコ、椎茸、サヤエンドウ、エビ2匹、つくね2個、ウズラそして珍しい糸寒天が入ります。
タレは醤油ベースですが、少し甘めです。
もし嫌いな人がいるとするとタレの甘さかもしれません。
私はこのタレが大好きです。
普通はここに練り辛しですが、おすすめはラー油です。
それもたっぷりかけます。
汗が出るくらいかけます。
嬉しいことに冷やし中華は一年中あります。
私のおすすめは本屋巡りをして揚子江菜館で冷やし中華を食べ、喫茶店でコーヒーを飲みながら買った本を読むことです。
神保町は美味しいお店が沢山あります。
揚子江菜館のそばには行列のできる「キッチン南海」、前には餃子のスヰートポーヅ、東南アジア料理店も沢山あるし、なんと言っても日本一のカレー激戦区です。
これら沢山の誘惑を押しのけ揚子江菜館へ向かいます。
特に「キッチン南海」の揚げ物とカレーの匂いにめげそうになります。

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