映画の話 その21(真夜中のカーボーイ)

56トロ
今回はアメリカンニューシネマの傑作「真夜中のカーボーイ」です。
当時は大変な話題作でした。
主人公のジョー(ジョン・ヴォイト)はテキサスのダイナーで働いていましたが男娼になり自分の魅力で一旗揚げようと考えています。
田舎者丸出しでカウボーイが一番かっこいいと思っています。
店をやめピカピカのカウボーイスタイルでニューヨークをめざします。
カーボーイ
音楽はニルソンの「うわさの男」です。
作詞、作曲はフレッド・ニール(Fred Neil)でこれがまた良いのです。
先に言ってしまいますが音楽はジョン・バリーで主題曲が勝るとも劣らなく良いのです。
「うわさの男」は映画の陽の部分、主題曲は陰の部分で使われます。
当然ニューヨークの真ん中でカウボーイの格好をした田舎者がいれば無視されます。
興味を持つのはホモやゲイ位です。
初めて知り合ったラッツォ(ダスティン・ホフマン)という片足の悪い小男にも騙され挫折を味わいます。
偶然ラッツォを見つけ返金を求めますが逆にラッツオはマネージャーになって二人で生活を始めます。
ラッツオのねぐらは取り壊し予定の無人のアパートで最低の生活が始まります。
このあたりで流れるジョン・バリーの主題曲は最高です。
カーボーイ2
ある日コーヒーハウスで物好きのセレブリティが主催するパーティに招待されます。
このパーティが大変興味深く、当時のニューヨークの芸術家やセレブの集まりで、60年代の香りがプンプンです。
ここでセレブの中年女性と関係ができ、この女性が友人達にジョーを紹介し、未来が開けます。
しかしラッツオの病状は悪化し歩けなくなるばかりか肺炎(おそらく)で苦しそうです。
ラッツオの夢はニューヨークを抜け出しマイアミへ行く事です。
以前もジョーとお金が入ったらマイアミへ行こうと約束していました。
ジョーは一刻も早くラッツオをマイアミへ連れて行こうと、強盗をしてしまいます。
そして二人でマイアミ行きのバスに乗りニューヨークを去ります。
見た目にもラッツオの状態は悪そうです。
ラッツオがもぞもぞしています。
なんとお漏らしをしてしまいました。
大笑いの二人。
途中でカウボーイの衣装はすべて捨てて普通の格好になったジョー。
ラッツオにはアロハです。
バスの外はヤシの木とさんさんと太陽の輝くマイアミです。
カーボーイ3
ふとラッツオを見ると様子が変です。
目を閉じず動きません(この演技は素晴らしい!)。
運転手を呼んで死亡が確認されました。
バスは終着のマイアミ駅に向かいます。
亡くなったラッツオと呆然とするジョー。
まさにアメリカンニューシネマの傑作です。
ジョン・バリーとニルソン、ジョン・ヴォイトとダスティン・ホフマンそしてニューヨークです。
アンジェリーナ・ジョリーの唇とジョン・ヴォイトの唇がそっくり。

8-2ウィジョヨクスモの花


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