音楽の話 その21(McDONALD & GILES)

ガンジーファ - 048
Ian McDonaldとMichael Gilesがクリムゾンを脱退して弟のPeter GilesとつくったバンドがMcDonald & Gilesです。
どうもIan McDonaldは挑戦的な音楽ではなくもっと優しい音楽を作りたかったみたいです。
それは音にも現れ、メロトロンを使用していません。
アルバムに針を落とすととてもジャージーな「組曲ハ長調」から始まります。
2曲目の「アイビスの飛行」は「Cadance And Cascade」の原曲と言われ、とても美しい曲です。
McDonald2
「Is She Waiting?」はとてもブリティシュな美しいバラードです。
ブラスが入ってMichael Gilesのドラム全開の「Tomorrow’s People-The Children Of Today」で終わります。
A面も良いのですが、B面すべてを使った「Birdman」は圧巻です。
ジャージーさと幻想性が一体となって聞き手を包み込みます。
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ちょうどこの頃映画「BIRD・SHT」(原題:Brewster McCloud)を見た後でした。
ロバート・アルトマンのこの映画で主人公は空を飛ぶ夢を叶えるべく、とある倉庫でひたすら飛行具の制作にいそしむのです。
そしてついに人工翼を完成させます。
光の差し込むスタジアムの美しいドームの中を、羽ばたいてゆくシーンは感動物です。
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もちろんロバート・アルトマンが監督ですからタイトルでわかるように夢の様な美しい話ではなくナンセンスとアイロニーがつまった不条理の話です。
しかし「Birdman」と「バードシット」はみごとにシンクロするのです。
ぜひ見て聞いてください。
初期クリムゾンにおいてRobert Frippと同じように重要な役割をIan McDonaldは担っていたのがわかります。
Michael Gilesのドラム、Peter Gilesのベース、Greg Lakeのボーカル、Ian McDonaldのキーボード・サックスでRobert Frippはやりたかったのでしょう。
ジャケットからもわかる通りとても暖かい素晴らしいアルバムです。
ゲストとして敬愛するSteve Windwoodがキーボードで参加しています。
全員ただ者ではありません。
セカンドアルバムが聞きたかった!

8-2ウィジョヨクスモの花


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