映画の話 その17(刑事)

51ゴトモ
ピエトロ・ジェルミ監督の「刑事」です。
ピエトロ・ジェルミ監督はイタリア社会の底辺を支える庶民を主人公にした作品が多く「鉄道員」もそうです。
子供の頃テレビからカルロ・ルスティ・ケリが作曲してアリダ・ケリが歌う「死ぬほど愛して」が流れてきました。
また映画を見た父がドーナッツ版を買ってきてよくかけていましたので強く記憶に残っています。
いつか見てみたいと思っていましたが,名画座でピエトロ・ジェルミ特集を上演しておりました。
刑事 
ストーリーはローマの警部(ピエトロ・ジェルミ)が殺人事件を解決するというサスペンス・ドラマです。
ピエトロ・ジェルミの警部が渋くてとてもかっこいいのです。
オープニングは夜の噴水をバックにクレジットがでます。
「死ぬほど愛して」が流れ、エンディングでもおかしくないオープニングです。
期待感が増します。
脚本も面白く飽きさせません。
カメラは執拗にローマの人々の生活を写します。
捜査の過程で様々な人間模様が浮かび上がってきて物語を複雑にします。
この映画で重要な役割を果たすのがクラウディア・カルディナーレです。
犯人の婚約者を演じるのですがとにかく美しく魅力的です。
ついにローマ郊外に潜んでいるカルディナーレのもとを警部が訪れます。
刑事2 
警部に連行される主人の車を身重のカルディナーレが必死に追いかけるシーンをカメラは執拗にとらえます。
バックには「死ぬほど愛して」が流れます。
ピエトロ・ジェルミ監督の真骨頂です。
サングラスとソフト帽子と葉巻、これが似合う俳優はピエトロ・ジェルミでしょう。
特にいい男でもないのにとても魅力的なのです。
刑事3 
おそらく父もピエトロ・ジェルミに憧れていたみたいです。
ソフトもサングラスも葉巻もありましたから。

8-2ウィジョヨクスモの花

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