映画の話 その13(欲望)

45ロモ
イタリア映画ではチネチッタで学んだミケランジェロ・アントニオーニ監督の「欲望」を見ました。
目的はアントニオーニ監督の映画というよりも、スウィンギングロンドンの空気でした。
最先端のカメラマンとモデル、ファッション、ヤードバーズのステージ(なんとジェフ・ベックとジミー・ページがいる)などが目的でした。
欲望
しかし内容はサスペンスで面白いのです。
ファッション・カメラマンのトーマスは、ある日公園の原っぱで戯れる中年の紳士風の男と若い女のカップルを見かけ、何気なく彼らの行動を盗撮しました。

女はトーマスが自分達の写真を撮っていたのに気づき、ネガフィルムを渡すように懇願してきましたが、いつのまにか一緒にいた男が消えたのを見るや否や、駆け出し去ってしまいました。
トーマスはとりあえずその場を逃れたものの、女はトーマスのスタジオに突然現れ、再びフィルムを要求します。

トーマスは女との駆け引きを楽しんだ後フィルムを渡しますが、それは本物とすり替えた偽物でした。
欲望2
トーマスはそのフィルムをプリントしてみると
、のどかな風景として撮影したはずの写真に何か違和感のある点が見つかります。その部分を何度も引き伸ばし(Blow Up)してみると、そこには不自然な方向に視線を送る女、その先に草陰から銃口を向けている人物、そして撃たれて倒れたらしき人物の姿が写し出されていました。
どうしても気になって現場に行ってみると写真の通り草むらで男が死んでいました。
部屋にもどると中は荒らされ、もとのフィルムもプリントもすべて盗まれていました。
カメラを持って公園を訪れると死体はなくなっていました、というストーリーです。
映画のイントロから象徴的に出てくる白塗りの軍団がいます。
ラストで彼らが公園のテニスコートでラケットもボールも無いエアーテニスをします。
そして見えないボールがトーマスのところに飛んできます。
欲望3
トーマスは一瞬躊躇しますが見えないボールを拾って投げ返します。
そこで終わりです。
カンヌグランプリ大女優ヴァネッサ・レッドグレイヴが出演しています。
それもヌードで。
カメラマンの追っかけにジェーン・バーキンが出演しています。
それもヌードで。
スーパーモデルヴェルーシュカも出ています。
なんでみんなガリガリなんだ!
音楽は大好きなハービー・ハンコックですがあまり印象に残りません。
私としては退屈せず見る事の出来たアントニオーニ作品でした。

8-2ウィジョヨクスモの花

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