映画の話 その11(マドモアゼル)

42ケカイ
ヌーベルヴァーグと共にイギリスのニューウェーブにも興味が出て「マドモアゼル」を見ました。
この映画は私の大好きな3人によって作られました。
1人目は監督のトニー・リチャードソンで私の好きな監督のベストの1人です。
また原案はジャン・ジュネ、脚本はベストの作家の1人マルグリット・デュラスなのです。
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トニー・リチャードソンはイギリスの監督ですが舞台はフランスの片田舎です。
いきなりハイヒールにレースの手袋で畦に入り村の水門を開けるシーンから始まります。
そしてウズラの巣から卵を取り出し握りつぶして巣に戻すシーン、ここからジャンヌ・モロー全開です。
都会からやってきた教師でおそらく30〜40代で村人からはマドモアゼルと呼ばれ尊敬されています。
この最初のシーンで彼女の異常さ、抑圧された精神状態がわかります。
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放火も繰り返しています。
動物が沢山出てきます。
水門を開けたために溺れる家畜、撲殺される野うさぎ、木こりの腹に巻いた蛇、特にすごいのが家畜の水桶にヒ素を入れて毒殺された動物達です。
ストーリーはマドモアゼルの異常犯罪ですが、マイノリティーのイタリア人木こりが疑われ、村人たちのリンチに合い撲殺されます。
この木こりとマドモアゼルの性欲の箍が外れたセックスシーンが最高です。
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木こりの息子とマドモアゼルの関係が又重要です。
すべてにおいて女性の視点が感じられるのでデュラスがどこまで参加したのか興味をそそられます。
モノクロの映像も素晴らしく、さすがリチャードソンです。
突然炎のごとく(ジュールとジム)のジャンヌ・モローが最高ですが、マドモアゼルのモローも勝るとも劣りません。
彼女以外にこの役は出来ないでしょう。
村人総出で松明を持って探しまわるシーン、湖のほとりのセックスシーン、どうしてもユニヴァーサル映画「フランケンシュタイン」を思い出してしまうのは私だけでしょうか。


8-2ウィジョヨクスモの花

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