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気になる話 その16 レイ・ハリーハウゼン

サンチ−2塔030
今回は特撮技術の父と言われたレイ・ハリーハウゼンの話です。
東宝の怪獣映画が大好きだった子供の頃、夏休みに田舎の映画館で「シンドバット七回目の航海」を見たときの興奮は忘れられません。
1七回目の航海
学校の図書館で読んだアリババの話や魔法の絨毯の話と共にシンドバットはアラビアのエキゾチックな世界を教えてくれました。
カラーのこの作品はシンドバットの航海で出会う様々な怪物達、1つ目巨人のサイクロプスや、双頭の巨大鷲のロック鳥、ドラゴンなどとの戦いや骸骨戦士との剣戟シーンなど満載でハラハラドキドキの連続でした。
2七回目の航海4
この後に制作された「アルゴ探検隊の大冒険」も大興奮でした。
3アルゴ探検隊
さらに進歩した7体の骸骨戦士との集団剣戟や、空を飛び回る怪鳥ハーピー、重厚な動きを見せる青銅の巨人タロスなど見入ってしまいました。
特に、7首の竜ヒドラの登場シーンではあまりのリアルさに感動しました。
4アルゴ探検隊2
レイの撮影技術は可動式骨格をもつ人形を1コマずつ撮影し、リアルな動きを作り出します。
特に評価が高いのは「ダイナメーション」と呼ばれる手法で、これは俳優の演技をスクリーン・プロセスでコマ送りし、投影しながらそれに合わせて人形を動かすものです。
カラー撮影の場合は俳優と人形の色の変化が著しいのですが、それも解決して特撮技術を進歩させました。
その後「シンドバッド黄金の航海」ではダイナメーションてんこ盛りです。
5黄金の航海
6本腕の神カーリー像のダンスとシンドバッド達との剣戟が有名で、空を飛ぶ小悪魔のようなホムンクルス、動き出す船首女神像、1つ目のケンタウロスとグリフォンの死闘などがありました。
6黄金の航海2
最後の「シンドバッド虎の目大冒険」でも興奮は続きます。
7虎の目
この作品では1本角の原始人やサーベルタイガー、巨大セイウチ、金色の人造ミノタウロスなどが登場します。
8虎の目3
その後はコンピューター技術の進歩によりレイのアナログ的な手法は用いられなくなります。
今見ればぎこちなくコミカルですが十分存在感があり、デジタルでは表現出来ない深みがあります。
最近デビュー作「原子怪獣現わる」をDVDで見ましたが核実験で蘇った巨大な怪獣が都市を襲撃するというストーリーやマンハッタンに上陸する、特殊な武器で攻撃するなどの設定が、後のゴジラなどに影響を与えたと思われます。
9原子怪獣あらわる
レイの支持者は多く、スティーヴン・スピルバーグ、ジェームズ・キャメロン、ピーター・ジャクソン、ジョージ・ルーカス、ジョン・ランディス、ニック・パークなどがレイの意思をついでいます。
おそらく皆、子供時代にレイの映画を見てハラハラドキドキした人達です。
10原子怪獣あらわる3
「ダイナメーション」は不滅です。

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