映画の話 その2(東映時代劇)

23プラハスト
私はおばあちゃん子でした。
小学校の低中学年の時はよくおばあちゃんと二人で浅草に映画を見に行きました。
家の前のバス停から雷門までバスが運行していました。
浅草

当時は時代劇ブームでチャンバラ映画全盛です。もちろん子供もみんな刀を挿していました。
おばあちゃんは東映が大好きで、片岡千恵蔵の大ファンです。
日曜日の朝、映画の上映時間にあわせてバスに乗り、雷門から六区の突き当たりにある東映へ行きます。
当時の映画は二本立てでした。まず品川巻きとサキイカをゲットします。おばあちゃんは都こんぶです。
「一に浅草、二に観音、三に三定の天婦羅」のコマーシャルから始まって、ニュースです。
そして岩場の荒波から東映のマーク!
たまに現代劇とカップリングの時もあります。そのときによって二本見るか一本にするか、変わります。
片岡千恵蔵

映画を見終えると今で言うオレンジ通りにあったミカワヤでカツサンドと紅茶を飲みます。
おばあちゃんはホワイトシチューを頼みます。
そして仲見世にいって舟和の芋ようかんを買います。
時々刀を買ってもらいます。
帰りも雷門からバスに乗り家の前で降ります。
家に帰るとすぐに浴衣に着替えて、おばあちゃんとチャンバラが始まります。
おばあちゃんはいつも着物なのでそのままタスキをかければOKです。
当時の東映の時代劇はほとんど見ています。片岡千恵蔵、黒川弥太郎、市川歌右衛門、大友柳太郎、若手で中村錦之助、東千代之介、大川橋蔵、美空ひばりなどが主演していましたが、年末になると片岡千恵蔵を筆頭にオールスターで忠臣蔵や清水の次郎長などをやります。
中村錦之助

たまに大映も見ますが面白くありません。
ただ雷蔵は子供心にもすごみを感じました。
後年マイブームになる片岡千恵蔵の多羅尾伴内シリーズはこの当時、全くその存在に気づきませんでした。
浅草は変わってしまいましたが、いつ行っても当時の空気がほんのり感じられます。
私とおばあちゃんと東映の素晴らしい思い出でした。

8-2ウィジョヨクスモの花


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