映画の話 その29(ファイブ・イージー・ピーセス)

66ロジョモロ
「イージー・ライダー」の制作スタッフが作った映画で当時期待して映画館へ行きましたがあまり印象に残らない映画でした。
Five Easy 1
裕福な音楽一家に育ったボビー(ジャック・ニコルソン)は当時のアメリカを象徴するように、ドロップアウトして石油採掘現場で働いている。
Five Easy 2
すべてに対してまったく無気力で何となく生活している状態で毎日を過ごす。
レイと言うウェイトレスと同棲して妊娠させているが結婚はまったく考えていない。
Five Easy 5
ピアニストの姉に会い、父親の状態が良くないことを聞きカリフォルニアからワシントンの小さな島にある実家に帰る。レイも連れて行くことになる。
途中わけの解らないヒッピー風の2人の女を乗せる。
生活環境の違うレイを連れて帰れないのでモーテルに残し1人で実家に帰る。
父親は車いすに乗り、意思の疎通も出来ない状態である(はたしてボビーを認識出来たか)。
実家には姉の他にバイオリニストの兄とその妻キャサリンがいる。
Five Easy 3
ボビーはキャサリンと関係を持ち自分を理解してくれると思いこむ。
そこへモーテルで待ちくたびれたレイが現れ、ボビーはいらだちレイを連れてカリフォルニアに戻る。
途中ガソリンスタンドでトイレに入り、鏡に映る自分の顔を見て絶望する。
ガソリンスタンドに止まっている大型トレーラーの運転手に雇ってもらいレイと車をその場に残し、北に向かって行ってしまう。
おおまかなストーリーです。
オープニングから始まる石油採掘現場のカメラワークがとても美しい。
ヒッチハイクした二人は一体何者?、当時のアメリカが直面した環境問題なのか、スーザン・ソンタグなどに影響された人達なのか、この2人がどうして必要だったのか、解りません。
この映画で流れるのはレイの好きなカントリーとショパンやバッハ、モーツアルトなどです。
私はカントリーが好きではありませんので関心はありませんでしたが、ボビーとキャサリンの会話の中でボビーにピアノを弾いてとお願いするシーンがあります。
ボビーは躊躇しながらおもむろに鍵盤に向かってショパンのプレリュード第4番ホ短調を弾きます。
キャサリンは感動します。
しかしボビーは「簡単な曲だよ」キャサリンは「感性に感動したのよ」
私にとってこの映画はこのシーンがすべての映画でした。
プレリュードは正にEasy Pieceなのですから。

8-2ウィジョヨクスモの花

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