音楽の話 その31(キンクス)

ガンジーファ - 036
今回はキンクスです。殿様キングスではありません。 
1964年頃にヒットした「You Really Got Me」は有名でしたがブリティッシュ・インヴェイジョンのバンドの中ではさほど興味がありませんでした。
「Sunny Afternoon」、「Waterloo Sunset」は大好きな曲でしたが実際に購入したアルバムは71年の「Muswell Hillbillies」でした。
キンクス
ジャケットが大きなパブでくつろぐ人々とカウンターに立っているキンクスの面々でいかにもイギリス的です。
アコースティックギターで始まる都市化への恐怖を描いた「20th Century Man」、被害妄想から急性精神分裂統合失調症になった話「Acute Schizophrenia Paranoia Blues」、強烈なダイエット批判の「Skin and Bone」、数々のストレスからアルコール中毒になった男の話「Alcohol」、会社をクビになって毎日がホリディになった「Holiday」、生活を単純にするため何もしない男の話「Complicated Life」、紅茶三昧の歌「Have a Cuppa tea」、北ロンドンにある女性専用の大きな刑務所に入っている彼女の歌「Holloway Jail」、とても美しい哀愁を帯びた「Oklahoma U.S.A」、よく訳のわからない「Uncle Son」 、昔のローリングストーンズのようだと思ったらレイのカントリーだった「Muswell Hillbilly」などたのしさいっぱいです。
キンクス3
キンクスはレイとデイヴのデイヴス兄弟が中心のバンドですが、天才レイのワンマンバンドです。
レイのシニカルな視点で育ったロンドン北部のMuswell Hillを歌いあげます。
皮肉たっぷりの斜に構えた視点のレイ満載のアルバムです。
一見アメリカ音楽に対する畏敬の念を携えたアルバムに見えますが、どうしてこれもレイ流で俺は大英帝国の末裔だ、ロンドン子だ、これがイギリスの田園的ブルースだと主張しています。
他のアルバムでは「Everybody's In Show Biz」が好きです。
キンクス2
だって「Muswell Hillbillies」のライブが入っているのですから。
特にブラスが乗って最高です。
レイのMCも最高です。
「Banana Boat Song」と「Baby Face」を選曲するセンスはレイならではです。
スタジオ録音の方もすべて良い曲ばかりです。
キンクス4
中でも「Celluloid Heroes」は「Waterloo Sunset」と並んで名曲です。

Ωベストアルバム「Everybody's In Show Biz」ライブが楽しいから 

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