食べ物の話 その15(冷やし中華)

65ウトロ
私は冷やし中華が大好きです。
「冷し中華始めました」と言う貼り紙を見るとニヤリとしておもむろに「冷やしお願いします」と頼んでしまいます。
冷やし中華には2種類あり、一つは酢醤油、もう一つはゴマだれをベースにしたものです。
冷やし3
どちらも甲乙つけ難いのです。
具はハム、チャーシュー、蒸し鶏、カニ、クラゲ、錦糸卵、キュウリ、トマト、もやし、椎茸、カニかま、紅ショウガ等が入ります。
そこに練りからしを溶かして食べます。
時々鼻がツーンとします。
たまりませんね。
冷やし2
昔は町の中華料理店で店独自の冷やし中華が食べられたのですが、町の中華料理店がめっきり少なくなってきました。
増えたのはラーメン専門店と大手のチェーン店です。
私は子供のころから食べにいっていた神田神保町の中華料理店があります。
スズラン通りにある「揚子江菜館」です。
何と創業明治39年です。
かれこれ60年以上通っていますが、いまだに年に7、8回は食べにいきます。
ここは甘酢料理が絶品で、かに玉、肉団子、酢豚が最高です。
細長い建物で昔は奥に畳の帳場があり、巨大なレジスター(今もある)が置いてあり、おばあさんがそこに座って店内を鋭い目つきで監視していた記憶があります。
家族でよく行きました。
中学生位の時に初めて冷やし中華を食べました。
その美味しかったこと異次元の味でした。
冷やし1
後から知った事ですが冷やし中華は昭和8年に上海料理の涼拌麺とざるそばをヒントに作り、盛り付けは富士山をイメージしたそうで、「揚子江菜館」が日本発祥の店だそうです。
具が独得でチャーシュー、錦糸卵、キュウリ、タケノコ、椎茸、サヤエンドウ、エビ2匹、つくね2個、ウズラそして珍しい糸寒天が入ります。
タレは醤油ベースですが、少し甘めです。
もし嫌いな人がいるとするとタレの甘さかもしれません。
私はこのタレが大好きです。
普通はここに練り辛しですが、おすすめはラー油です。
それもたっぷりかけます。
汗が出るくらいかけます。
嬉しいことに冷やし中華は一年中あります。
私のおすすめは本屋巡りをして揚子江菜館で冷やし中華を食べ、喫茶店でコーヒーを飲みながら買った本を読むことです。
神保町は美味しいお店が沢山あります。
揚子江菜館のそばには行列のできる「キッチン南海」、前には餃子のスヰートポーヅ、東南アジア料理店も沢山あるし、なんと言っても日本一のカレー激戦区です。
これら沢山の誘惑を押しのけ揚子江菜館へ向かいます。
特に「キッチン南海」の揚げ物とカレーの匂いにめげそうになります。

8-2ウィジョヨクスモの花

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