2016/11/21
音楽の話 その8(PROCOL HARUM)

60年代中頃から沢山のバンドが出てきます。
そんな中、私のベストのグループがブリティッシュ・インヴェイジョンから出てきます。
プロコル・ハルムです。
初めて「青い影」聞いたとき旋律の美しさに感動しました。
クラシックピアノのプレリュードやエチュードみたいですが、とても黒っぽいのです。
すぐにチークダンスの定番になりました。
シングル盤を買って毎日毎日聞いていました。
やがてLP「プロコール(プロコルではない)・ハルム ファースト」が出たのですぐに買いましたが何と「青い影」が入っていないのです。

そのかわりに「HOMBURG」が入っているのです。
初めはがっかりしましたがこの曲は「青い影」に勝るとも劣らない名曲です。
このLPは私の愛聴盤になりました。
ゲイリー・ブルッカーの控えめなピアノ、マシュー・フィシャーの自由に動き回るオルガン、B.J.ウイルソンの派手であるが正確なドラム、ロビン・トロワーのうねる様なギター、デイヴィッド・ナイツの艶のあるベース、天才作詞家キース・リードの詩が全編にあふれています。すべての曲がいいのですが
「She Wandered Through the Garden Fence」「Something Following Me」が特にお気に入りです。
私と同世代の松本隆、細野晴臣、ユーミン、山下達郎などにとても大きな影響を与えたそうです。
セカンドアルバム「Shine on brightly」も名盤で「Quite rightly so」「Shine on Brightly」を初め、B面の17分を越える大作「In Held Twas in I」など聞きごたえがあります。
3枚目の「Salty Dog」はマシュー・フィシャーが活躍します。
私の中のハモンドオルガンB3の演奏者ベストスリーはマシュー・フィシャー、ガース・ハドソン、スティビー・ウインウッドです。
これ以降期待に応えたLPは出ませんが、7枚目の「Grand Hotel」でカムバックします。

タイトルが素晴らしいし、コンセプトが良い。
さらにスウィングル・シンガーズがコーラスで入っているのです。
8枚目の「Exotic Birds and Fruit」は後期の中で一番良いかもしれません。
A面「Nothing But the Truth」から「The Idol」まで一気に聞かせます。

先日ゴールデン・カップスのDVD「ワンモアタイム」を見たら、エンディングでミッキー吉野が「青い影」を歌っていました。
やはり好きなのですね。
映画の「The Commitments」でも教会のパイプオルガンで聖歌を弾く所を「青い影」を弾いていました。
みんな好きなのですね。
「LIVE AT THE UNION CHAPEL」のDVDを見て驚きました。
なんと「青い影」の歌詞が3番まであったのです。
おぼえてもカラオケでは歌えないか。
Ωベストアルバム 「Procol Harumープロコール・ハルム ファースト」

ホームページ www.ravana.jp