食べ物の話 その3(ジンギスカン)

25タリ
私はジンギスカンが大好きです。
ジンギスカン

昔から東京のジンギスカン屋を調べては食べにいきました。当時はとても少なかったのです。
お肉も輸入冷凍のマトンがほとんどでした。しかし工夫を凝らしたタレに付けて食べるマトンはそれなりにとても美味しかったのです。
札幌でジンギスカン三昧もしました。
記憶に残っているのは蔵王で食べた生のラム肉でした。世の中にこんな美味しいものがあるのかと思いました。
その後、旅行で高原に行った時には必ずジンギスカンの看板を探しました。
特に高原で食べるジンギスカンはどんな肉でも最高です。
マザー牧場のジンギスカンもいけます。
そんなある日、ジンギスカンというより羊肉のブームがやってきました。
おかげで沢山のジンギスカン屋が出来ました(潰れたお店も沢山ありますが)。
生のラム肉も気軽に食べられるようになりました。
羊の肉は世界中で一番ポピュラーな肉で、フランス料理、イタリア料理、インド料理、トルコ中近東料理、中華料理など美味しい料理方法は沢山ありますが、私はジンギスカンです。
まずジンギスカンという名前の響きが最高です。ジン、ジン、ジンギスカン♫♬♫
ジンギスカン鍋はグッドデザインです。
付け合わせの野菜は、タマネギ、モヤシ、キャベツがレギュラーでサブは人参、ピーマン、変わったところで行者ニンニクなどです。
肉はラムが一般的ですがマトンの甘さも捨てがたいのです。
ラムチョップは邪道です。
肉はタレに付け込んであってもかまいませんが、生肉を焼いてタレに付けて食べてもかまいません。
この時塩、胡椒で食べるのは感心しません。 それは焼肉(韓国焼肉ではない)です。
サフォーク種のラムやラムチョップを備長炭などの遠赤外線効果のもとで網焼きにして、表面はカリッと中はジュ−シーな状態でヒマラヤ岩塩やカンボジアの胡椒で食べればまずいわけがありません。最高です。
サフォーク3

しかしそこには技がありませんし、ジンギスカンとは呼べません。
タレに付けて食べるのがジンギスカンなので、タレが命です。
タレにその店のすべてが凝縮されているのです。
そんなジンギスカン屋が何件も集まっている夢の様な場所があるのです。
次回はまさに夢の話をいたします。

8-2ウィジョヨクスモの花

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寺院の彫刻 その9(門神7)

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いよいよ日本です。もちろんドヴァラパーラは中国、韓国経由で入ってきました。
日本でも同じように、仁王(金剛力士)、四天王、として寺院を守っています。
仁王像としては法隆寺中門の像が一番古いのですが、ほとんど後世の補修です。
法隆寺
  法隆寺中門
  中門には色々な話があるが、
  ここを一般開放してもらいたい。









法隆寺2
  法隆寺中門
  阿形像 もとは塑造だったが今は木造
















法隆寺3
  法隆寺中門
  吽形像 もとは塑造だったが今は木造















一番有名な仁王像は運慶,快慶たちがプロデュースした東大寺南大門の像です。
日本の仁王像はほとんどが木造ですが、石造もあります。
大分県国東半島の仁王像は古いものではありませんがとてもユニークです。
国東半島では古来からあった山岳信仰が宇佐神宮などの八幡信仰や天台系修験と融合して神仏習合の独得な山岳仏教文化(六郷満山文化)が形成されました。
平安末期には国東だけで65の寺院、1000の伽藍があったと言われています。
現在でも30以上の寺院が残り、全国の石造仁王像の八割が国東にあるといわれ、聖域を守護しています。
豊後高田の国宝富貴大堂を有する富貴寺の仁王門です。
富貴寺007
  富貴寺の仁王門









富貴寺2
  富貴寺の仁王門
  吽形像
















富貴寺
  富貴寺の仁王門
  阿形像















豊後高田の猛嶋神社の仁王像です。まさに神仏習合の結果です。
猛嶋神社003
  猛嶋神社
  阿形像 阿形も吽形も口が素晴らしい。















猛嶋神社002
  猛嶋神社
  吽形像















胎蔵寺の仁王像はすてきなネックレスをしています。
胎蔵寺002
  胎蔵寺
  吽形像 ネックレスと天衣が良い。
  とても腕の良い石工の作
















胎蔵寺003
  胎蔵寺
  阿形像















梅遊寺はとてもわかりにくいところにありますが、素晴らしい石造物が沢山あります。
仁王像は山門の両脇にあります。
P5010440.jpg
  梅遊寺
  山門









梅遊寺2
  梅遊寺
  吽形像














梅遊寺
  梅遊寺
  阿形像















真玉町の応暦寺も面白い石造物があります。
応暦寺008
  応暦寺 観音堂
  吽形像 一枚板に厚肉彫り
















応暦寺007
  応暦寺 観音堂
  阿形像 一枚板に厚肉彫り
















真玉寺は不思議な寺で環濠に囲まれています。十六羅漢もとても良い出来ですが仁王像もなかなかです。
真玉寺2
  真玉寺
  吽形像 手がグローブ
  眼に石が嵌め込まれていた。
  













真玉寺
  真玉寺
  阿形像














香々地の霊仙寺にある楼門の両脇に面白い仁王像があります。
霊仙寺3
  霊仙寺
  楼門










霊仙寺004
  霊仙寺
  吽形像 一枚板に厚肉彫り
















霊仙寺003
  霊仙寺
  阿形像 一枚板に厚肉彫り















安岐町の両子寺の仁王像は一番有名かもしれません。
両子寺
  両子寺










国東町の文殊仙寺の仁王像も有名です。
文殊仙寺2
  文殊仙寺
  阿形像















文殊仙寺
  文殊仙寺
  吽形像















国見町の千燈寺跡の仁王像は一枚板に半肉彫りされたものです。
千燈寺跡003
  千燈寺跡
  吽形像 一枚板に半肉彫り
















千燈寺跡002
  千燈寺跡
  阿形像 一枚板に半肉彫り
















国東半島には石造文化が根付いており、国東塔、磨崖仏、庚申塔など、とても興味深い石造物が沢山あります。
しかし多くの寺や神社が廃寺や無住になっています。これらの文化財が心配です。

実は東京の普濟寺に1361年に作られた国宝の6面石鐘があります。この2面に仁王像、4面に四天王が彫られています。
普濟寺(六面石鐘)(国)2
  普濟寺 六面石鐘 1361年
  仁王像 阿

















普濟寺(六面石鐘)(国)
  普濟寺 六面石鐘 1361年
  仁王像 吽

















東京にある唯一の国宝石造物です。ぜひ見学して下さい。


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映画の話 その2(東映時代劇)

23プラハスト
私はおばあちゃん子でした。
小学校の低中学年の時はよくおばあちゃんと二人で浅草に映画を見に行きました。
家の前のバス停から雷門までバスが運行していました。
浅草

当時は時代劇ブームでチャンバラ映画全盛です。もちろん子供もみんな刀を挿していました。
おばあちゃんは東映が大好きで、片岡千恵蔵の大ファンです。
日曜日の朝、映画の上映時間にあわせてバスに乗り、雷門から六区の突き当たりにある東映へ行きます。
当時の映画は二本立てでした。まず品川巻きとサキイカをゲットします。おばあちゃんは都こんぶです。
「一に浅草、二に観音、三に三定の天婦羅」のコマーシャルから始まって、ニュースです。
そして岩場の荒波から東映のマーク!
たまに現代劇とカップリングの時もあります。そのときによって二本見るか一本にするか、変わります。
片岡千恵蔵

映画を見終えると今で言うオレンジ通りにあったミカワヤでカツサンドと紅茶を飲みます。
おばあちゃんはホワイトシチューを頼みます。
そして仲見世にいって舟和の芋ようかんを買います。
時々刀を買ってもらいます。
帰りも雷門からバスに乗り家の前で降ります。
家に帰るとすぐに浴衣に着替えて、おばあちゃんとチャンバラが始まります。
おばあちゃんはいつも着物なのでそのままタスキをかければOKです。
当時の東映の時代劇はほとんど見ています。片岡千恵蔵、黒川弥太郎、市川歌右衛門、大友柳太郎、若手で中村錦之助、東千代之介、大川橋蔵、美空ひばりなどが主演していましたが、年末になると片岡千恵蔵を筆頭にオールスターで忠臣蔵や清水の次郎長などをやります。
中村錦之助

たまに大映も見ますが面白くありません。
ただ雷蔵は子供心にもすごみを感じました。
後年マイブームになる片岡千恵蔵の多羅尾伴内シリーズはこの当時、全くその存在に気づきませんでした。
浅草は変わってしまいましたが、いつ行っても当時の空気がほんのり感じられます。
私とおばあちゃんと東映の素晴らしい思い出でした。

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映画の話 その1(少年探偵団)

24ラウォノ
私と映画の付き合いは長いと思います。
記憶に残っているのは4〜5歳の頃だったと思いますが、とても風の強い日に母と見た「オズの魔法使い」です。
神田神保町の映画館で白黒からカラーに変わるオズの国に夢中でした。
西の悪い魔女がとても恐かったこと、ドロシーの歌う「虹の彼方に」が大好きだったことを思い出します。
オズの魔法使い-fit-248x348

その後幼稚園(小学校かも)で見に行ったディズニーの「砂漠は生きている」、「ファンタジア」を覚えています。
砂漠のガラガラヘビと猛禽類の戦いを見てドキドキし、ミッキーとムソルグスキー、チャイコフスキーの競演に感動したことも記憶に残っています。
同じくディズニーの「わんわん物語」も見ました。大好きなヒトミちゃんと一緒でとても幸せでした。一緒にスパゲッティ食べたかったなあ。
初めて見た大人の映画は浅草で見た「南太平洋」でした。
話の内容などは解るわけもありませんが、退屈した記憶もありません。南ののどかな島に日本軍による空襲があったこと、「魅惑の宵」、おばあさんが歌う「バリハイ」が頭の中を回っていました。
これで南の島に対する憧れが芽生えました。まだハワイに行ったことがありませんが。
南太平洋

よく解らないのですが小学校の時、近所の家で映画会がありました。誰がどうやって映画フィルムを持ってきたのでしょう?小学生を集めて10〜20人位だったと思いますが少年探偵団を見ました。
これが私の生き方を変えました。見たのは3、4作だったと思いますが伊藤 雄之助の怪人二十面相が不気味でした。
これにより「勝手に少年探偵団」になってしまいました。
江戸川乱歩の本を読み、事件は無いか、町内を散策する毎日です。もちろんロープを持って。
事件は夕方から夜にかけて起こるので夜、懐中電灯を持て出かけて、家族に怒られました。
家族と銀座に行く時はドキドキしました。銀座や新橋にはよく怪人二十面相が現れるのです。
青銅の魔人も服部時計店や天賞堂に現れます。マンホールも要注意です。
少年探偵団

その後ルパンやホームズを知るのですがやはり明智小五郎が一番です。
いよいよ次回はおばあちゃんの登場です。

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食べ物の話 その2(カツライス)

20スケシ
私はカツライスが好きです。
まずカツライスの定義を確認しておきます。
当たり前のことですがトンカツとは全く別物です。
カツの厚さはあまり厚くしない。
当然ロースを使うので程よい脂身がある。
ヒレのカツライスは存在しない。
油はラードがベスト。
付け合わせはキャベツとパセリ一切れ。キャベツに細切りの人参が入っても許される。ポテトサラダも少量なら認める。
ソースは硝子の容器に入ったトンカツソースでデミグラスソースあるいはブラウンソースは少量ならかかっていても良い。あくまでもトンカツソースをかけること。キャベツにドレッシングは目をつぶる。
カツは切って出してはならない。あくまでもフォークとナイフで自分で切って食べる。この時衣がはがれても仕方がない。箸を使っては行けない。
特に大事なことは盛りつけるお皿は金属でなくてはならない。
ライスは瀬戸物で良い。今では全く見かけなくなったがライスに福神漬けが少量乗っているのが懐かしい。
これら定義が沢山あるが、残念ながら条件を満たしているお店は現在ほとんど残っていません。
私の記憶に残るカツライスは何と言ってもJRむしろ国鉄の食堂車の日本食堂プロデュースのカツライスです。
白いテーブルクロスの上に一輪挿しのお花。心地よい振動と騒音。車窓から眺める日本の景色。そこに綺麗(?)なウェイトレスによって運ばれる極上(?)のカツライス。
これが王道でした。
まだ日本には美味しい洋食屋があります。
今日はキッチン南海のカツライスにしようかな。


8-2ウィジョヨクスモの花




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寺院の彫刻 その8(門神6)

PANATA070.jpg
東アジアに伝わったドヴァラパーラはどうなったでしょう。
東アジアにおいては四天王や仁王や金剛力士になりました。
楼門に安置されお寺を守っています。
韓国も日本も建築材料は木材がほとんどで、韓国ではレンガも使われました。
塔に関しては韓国では石材、レンガ(塼塔)、日本では小さな塔は石材でも作られましたが木材がほとんどです。
韓国のお寺では必ず「天王門」「四天王門」が入り口に建てられ仁王や四天王が安置されています。
写真は忠清南道にある修徳寺です。1308年に建立された大雄殿は韓国最古の木造建築の一つで、入り口参道にある四天門には木造四天王が安置されています。ほとんどの場合木造に彩色を施したけばけばしい像で最近作られたものです。
修徳寺
  修徳寺 1308年
  四天王門
  







修徳寺 2
  修徳寺 1308年
  四天王門
  広目天 龍を持っている。














修徳寺 3
  修徳寺 1308年
  四天王門
  多聞天 宝塔を持っている。 















これに対し石塔や塼塔(レンガ)に彫刻された仁王像や四天王像は建立時に彫刻されたもので
古いものは7〜8世紀にさかのぼります。
それでは塔に彫られた像を見て行きます。
慶尚北道の安東にある東部洞五層塼塔はレンガ造りの塔ですが、二層南面に仁王像が彫刻されています。
東部洞5層㙛塔
  東部洞五層塼塔 8世紀 統一新羅時代
















東部洞5層㙛塔 2
  東部洞五層塼塔 8世紀 統一新羅時代
  仁王像は二層南面に並んでいる。 








慶州の芬皇寺(634年)は韓国最古の仏塔でもとは九層でした。入り口の両脇に衣装の違う仁王が彫られています。
芬皇寺(仁王)
  芬皇寺 634年
  レンガの㙛塔に見えるが、
  安山岩をレンガの形に加工した石塔
  







芬皇寺(仁王)2
  芬皇寺 634年
  入口の仁王像









芬皇寺(仁王)3
  芬皇寺 634年
  入口の仁王像









獐項里寺五層石塔は8世紀の建立で、2つの五層石塔の初層4面に仁王像が彫刻されています。保存状態が素晴らしい像です。
獐項里
  獐項里寺五層石塔 8世紀
  西側の塔は保存状態が良い。
  東側の塔は保存状態が悪く基壇もない。








獐項里4
  獐項里寺五層石塔 8世紀
  西塔 初層 
  門の左右に仁王像








獐項里6
  獐項里寺五層石塔 8世紀
  西塔 初層 
  門の左右に仁王像








獐項里5
  獐項里寺五層石塔 8世紀
  西塔 初層 
  門の左右に仁王像








獐項里7
  獐項里寺五層石塔 8世紀
  東塔 初層 
  門の左右に仁王像








韓国の至宝8世紀の石窟庵では前室の八部衆に続き、入り口に素晴らしい仁王像(金剛力士)が彫刻されています。
石窟庵金剛力士4
  石窟庵 8世紀(774年)
  金剛力士像 阿形

















石窟庵金剛力士3
  石窟庵 8世紀(774年)
  金剛力士像 吽形
















慶州国立博物館の野外展示で面白い仁王を見つけました。
慶州国立博物館2
  おそらく仁王像


















慶州国立博物館
  おそらく仁王像
















仁王ではありませんが、素晴らしい四天王像が慶尚北道の雲門寺にあります。韓国の石塔はとても興味深く、仁王や四天王だけでなく、八部衆、12神将なども彫刻されています。
雲門寺四天王2
  雲門寺の四天王 9世紀
  邪鬼も含めて日本の四天王に似ている。
  おそらく石塔の一部と思われる。  















雲門寺四天王
  雲門寺の四天王 9世紀
  邪鬼も含めて日本の四天王に似ている。
  おそらく石塔の一部と思われる。















韓国と日本のドヴァラパーラは石造と木造の違いはありますが基本形態はよく似ています。

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食べ物の話 その1(トンカツ)

19ジャムブマンリ
先日上野にトンカツを食べにいきました。
上野にはトンカツ屋が沢山ありますが、今日は松坂屋裏の蓬萊屋へ行きます。
私は本郷に住んでいたので家族で上野にトンカツを食べによく行きました。
当時はロースの二葉、ヒレの蓬萊屋、白い衣のぽん多、カツサンドもある井泉、同じくカツサンドが美味しい明星などがあり、子供のわたしは脂が好きではなかったので蓬莱屋が一番好きでした。
明星のカツサンドのお土産も大好きでした。
今回蓬莱屋へ行き美味しさの再確認をしました。
蓬莱屋

ヒレ自体の美味しさはよくわかりません。他の有名なトンカツ屋のヒレもとてもおいしいので蓬莱屋が特別かどうかわかりません。
私が好きなのは衣とソースです。この2つはまぎれもなくトップです。衣はぽん多と正反対の真っ黒です。
ソースはもう絶品です。
キャベツにソースをかければ最低3回はキャベツのおかわりが出来ます。
これだけでも食べにいく価値はあります。そしてご飯の硬さが絶妙にトンカツにあうのです。
したがってキャベツ3回、ご飯2回のおかわりが王道です。
蓬莱屋に似たトンカツを食べさせる店が飯田橋にありました。トンカツ森川です。しかしご主人が亡くなり家族の人達で続けていましたがだいぶ前に閉めてしまいました。
トンカツ屋でソースが数種類あるのは邪道です。
胡麻をするのはもってのほかです。
キャベツ用にドレッシングが置いてある店は論外です。
ソースはウースターソースでもトンカツソースでも店の自信作ひとつだけです。
もうひとつお肉があまりにも厚いのは頂けません。衣とのバランスを考えてもらいたいと思います。
これが最低限のルールです。成人して肉の脂の美味しさに目覚めました。したがってヒレは蓬莱屋でしか食べません。
ロースのトンカツの美味しさに目覚め、今ロースカツを食べにいくのは浅草のゆたかです。
ゆたか

以上はトンカツの話で、カツライスはこの限りではありません。
カツライス大好き!

8-2ウィジョヨクスモの花


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寺院の彫刻 その7(門神5)

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インドネシアのドヴァラパーラはどうでしょうか。
インドネシアでは二通りの伝播があったようです。
ひとつはヤクシャから発展したスリムでトリバンガ(三屈法)の姿勢で彫刻されるハンサムな
ドヴァラパーラ、もう1つは布袋腹で座位のクベーラKUBERA様のドヴァラパーラです。
8世紀のゴドンソンゴGEDONG SONGO遺跡群のチャンディⅢの写真です。
とてもインドの影響が強く、入り口正面にドヴァラパーラ、他の3面にグル(シヴァ)、
ガネーシャ、ドゥルガーが彫刻されています。
SONGO034.jpg
  GEDONG SONGO CANDI Ⅲ 8世紀
  インド色が強いが、すでにカーラ・マカラの
  独得の意匠が確立している。
 














SONGO037.jpg
  GEDONG SONGO CANDI Ⅲ 8世紀
  カーラで天から来るもの、
  ドヴァラパーラで地上から来るもの、
  マカラで地下から来るものから守っている。
  





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  GEDONG SONGO CANDI Ⅲ 8世紀
  保存状態は悪いが独特の衣装はわかる。
















SONGO049.jpg
  GEDONG SONGO CANDI Ⅲ 8世紀
  保存状態は悪いが独特の衣装はわかる。

















ディエンDIENG高原では建物自体には見つかりませんが博物館に保存されていました。
ゴドンソンゴのものと非常に良く似ています。
DIENG074.jpg
  DIENG 8世紀 
  MUSEUM
  衣装がとても似ている。
















DIENG073.jpg
  DIENG 8世紀 
  MUSEUM
  衣装がとても似ている。















カラサンCANDI KALASAN寺院(8~9世紀)では入り口やや上方の壁龕に彫刻されています。
とても整った像です。
Kalasan-Original-00001.jpg
  CANDI KALASAN 8~9世紀
  この寺院はカーラの彫刻が素晴らしい。










KALASAN24.jpg
  CANDI KALASAN 8~9世紀
















KALASAN25.jpg
  CANDI KALASAN 8~9世紀
















ほとんど同じ時期(9世紀前半〜中頃)の多層のプラオサンCANDI PLAOSAN寺院とサリCANDI SARI寺院はとても良く似ており、身舎の窓や偽窓の横にドヴァラパーラが沢山彫刻されています。
LORO015.jpg
  CANDI SARI 9世紀前半〜中頃









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  CANDI PLAOSAN 9世紀前半〜中頃









バニュニボBANYUNIBO寺院(9世紀)は建物四隅の壁龕に彫刻されています。
BANYUNIBO - 5
  CANDI BANYUNIBO 9世紀
  内部に不思議な彫刻がある。









BANYUNIBO - 11
  CANDI BANYUNIBO 9世紀
  四隅にあったと思われるが、
  現在残っているのはここだけ。















TEMANGGUNGの近郊にCANDI PRINGAPUSがあります。
850年に建立された安山岩の寺院で彫刻が素晴らしい寺院です。
入口の左右に彫刻パネルがあります。
女性を伴ったドヴァラパーラと思われます。
PRINGAPUS.jpg
  CANDI PRINGAPUS 850年











  



PRINGAPUS3.jpg
  CANDI PRINGAPUS 850年
















PRINGAPUS2.jpg
  CANDI PRINGAPUS 850年
















クベーラ様の代表はセウCANDI SEWU寺院(8~9世紀)です。
とても大きな寺院で主堂の周囲に240基の小祠堂が取り囲み、さらに東西南北に衛生寺院を持っています。
東西南北のそれぞれに大きなクベーラが寺院を守ります。
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  CANDI SEWU 8~9世紀










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  CANDI SEWU 8~9世紀










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  CANDI SEWU 8~9世紀

















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  CANDI SEWU 8~9世紀

















東ジャワではシンゴサリCANDI SINGOSARI寺院(13世紀)のクベーラは必見です。
SINGO025.jpg
  CANDI SINGOSARI 13世紀

















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  CANDI SINGOSARI 13世紀














パナタランCANDI PANATARAN寺院(12~15世紀)は色々な建物が集まったコンプレクスで
ドヴァラパーラも色々です。
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  CANDI PANATARAN 12~15世紀
  タンガル堂のドヴァラパーラ









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  CANDI PANATARAN 12~15世紀
  本殿のドヴァラパーラ。









ブリタールにあるゴア セロマングレンGOA SELOMANGLENG(11世紀)です。
石窟寺院ですが入り口にドヴァラパーラが彫ってありました。
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  GOA SELOMANGLENG 11世紀










SELOMA026.jpg
  GOA SELOMANGLENG 11世紀

















もうひとつのGOA SELOMANGLENG(11世紀)はKEDILIにあります。
こちらは石窟に上がる階段の下に一体だけ安置されていました。
K-SELO001.jpg
  GOA SELOMANGLENG 11世紀










K-SELO004.jpg
  GOA SELOMANGLENG 11世紀

















今回で東南アジアに伝わったドヴァラパーラはおわりです。
次は東アジアのドヴァラパーラです。

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